犬も食べないものにがっつく他人

なにかにつけ誹謗中傷を繰り返す人は自分がその対象になることを恐れない。アンジャッシュ渡部の件についていえば、一家庭のこと。他人が口を出すことではないのは明白だ。

アンジャッシュ渡部の不倫騒動で世間がざわついている。

芸能人のプライベートな問題は、ネガティブな話題であればとことんメディアやSNSで攻撃される。

個人的にはまったく迷惑を受けていないので「どうでもいい」というのが正直な感想だ。
「バカだなあ」と「妻と小さい子どもがいるのにどうしようもないな」という世間と同じ感想もある。
自分の好きなタレントに関わってくるともう少し熱を帯びると思うけれど。

さておき、ネットでの誹謗中傷に対する問題視が過熱し、法律の厳罰化や情報開示規制の緩和などを求める声も増えている。

こうしたなか、冷静になるよう訴える人の声は届かず、渡部への誹謗中傷は止まらない。
ついでのように不倫相手への誹謗中傷も止まらない。
SNSでは無関係の人が不倫相手と間違われ、誹謗中傷を受けているという。

誹謗中傷をする彼らはどこで歯止めが効くのか

もし渡部が自殺してしまったら、後悔し反省するのだろうか。

一部の人は「自分のせいかも」と思って止まるかもしれないが、「当然の報いだ」「正義の鉄槌を下した」と誇る輩がいるかもしれない。
そして後者の連中は矛先を変え、おもしろおかしく取り上げていたメディアの責任にしながら残された不倫相手を攻撃する。

不倫相手が死んでしまったらどうするか。

またメディアのせいにしながら、今度は文春の書き方に原因を求めて記者を晒し上げて攻撃する。
これだけ人が死んだのはお前のせいだ。文春もこんな記事を載せるな、もっと書き方を変えろと。
このときにはもう渡部を非難した感情は完全に忘れている。

文春の記者が死んで文春がつぶれたらどうするか。

次は渡部の親を攻撃する。
「お前の育て方が悪い」「育った環境がまいた種だ」

そしてなぜか渡部の妻を攻撃する。
「あんな男を選んだお前が悪い」「甲斐性がないのはお前のせいだ」
はたまた「お前と結婚してなければ渡部たちが死ぬこともなかった」とさえ言う。

すべて退治し終えたと誇らしくして自分のアカウントを見てみると、誹謗中傷のコメントで溢れ、ネットには自分や家族の個人情報が晒され大勢の敵になっている。

でもへこたれない。
「自分は正義」で「非の打ち所がない」から、「自分を攻撃しているのは悪」だ。

そういう論理で生きている人が、誹謗中傷しているんだろうなと思っている。
それは自己陶酔や信教に近い。

責任能力有無の確認はあっていいと思うが、人を傷つけ殺せば、犯罪者にほかならない。

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