『しくじりソニアのプロポーズ大作戦』 結局幸せになるのを見届けるゆるハピ映画

同じチャンスは二度ないと思って行動した方が、積極的に生きることができる。『しくじりソニアのプロポーズ』では、同じチャンスが主人公のソニアに何度も与えられる。すぐに忘れてしまう消耗品のような映画だが、時間をつぶすのにはちょうどいい。

名探偵コナン』のなかで、ずっと記憶に残っている言葉がある。
どこかの洋館で起きる話でミスマープル的なおばあさんが、コナンか蘭に言った言葉だ。
「チャンスは一度逃したら、取り戻すのはかなり難しい」的な。

ひどくうろ覚えだが、要は「優柔不断はやめて、パッと飛び出せ」ということだろう。
チャンスは一度しかないと思え。

映画の話

これまた最悪な邦題だと思う。
原題は‟It had to be you”。

フランク・シナトラの名曲のタイトルで、意味は「君しかいない」的な。
Google先生によれば、「それはあなたでなければなりませんでした」。
まあだいたい合っている。

ソニア30歳。やりがいある仕事に就き充実の日々。親友は次々と結婚。だけど特に憧れはなく、彼氏のクリスは優しいが強いて言えば、微妙にズレる価値観とセックスが単調なのを除けばねって感じで。そんな時、結婚サプライズを準備するクリスを目撃したソニアは動揺を隠せるはずもなく...。

映画の内容は、会社員の優柔不断なソニアが、彼氏のクリスに結婚をほのめかされて右往左往するというもの。
ただ、離れてくっついて離れてくっついてを、ソニアやクリスの友人もゆるく巻き込みながら繰り返す。
いかにもなアメリカンラブコメディだ。

内容に新鮮さはないが、はっきりしないソニアはチャーミングだし、クリスと意見が違った時もお互い激しい言い争いをしないので、和やかに観ていられる。
クリスもクリスで何度もソニアにやり直すチャンスを与えていて、結局優しくて和む。

最後のクリスとデュエットするところも「学生映画か」というようなシナリオだが、なんかほんわかする。
少し経てば観たことを忘れてしまうような気もするが、エンドロールを入れて79分しかないので、ちょっとした息抜きには理想の映画だ。

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