『ライフ・アクアティック』 世界観薄めなウェス・アンダーソン

ウェス・アンダーソンの世界観は独特でファンが多い。ただ、この『ライフ・アクアティック』にはその色が少し薄めだ。映画に登場する実在しない生き物たちは、かつて私が作り出したオリジナルのポケモンを思い出させた。

昔、オリジナルのポケモンを量産していたときがある。
その頃のノートは今手元にないので、なにを描いていたかは思い出せないが、相当な数を生み出していた記憶がある。
もちろん明るみに出ることなく、未だ眠っているわけだが。

私にとって、世の中には未知の生き物がたくさんいるし、知っている生き物でも驚くような生態をもつものもたくさんいる。

ちなみに最近知って驚いたのは、フラミンゴのミルクが血のように赤いこと。
「そのう」と呼ばれる部位から出たミルクを子どもに口移しで飲ませる。
クオッカワラビーが有袋類だということや、タツノオトシゴのオスの飼育にも驚いた。

ポケモンも実在する生き物をモデルにすることが多く、新しいなにかを生み出すのにはやはり限界がある。
私のオリジナルポケモンも、恐らくはなにかをモデルにしたものばかりだったのだろう。

映画の話

思い返すとそれほど多くない感じもするが、ウェス・アンダーソンの映画には空想の生き物が登場するイメージがある。

ライフ・アクアティック』にもジャガーシャークをはじめ、クレヨンタツノオトシゴなどの様々な生き物が出てくる。

ビル・マーレイ, オーウェン・ウィルソン, ケイト・ブランシェット, アンジェリカ・ヒューストン, ウィレム・デフォー, ジェフ・ゴールドブラム, ウェス・アンダーソン, ビル・マーレイ 邦画・洋画のDVD・Blu-rayはアマゾンで予約・購入。お急ぎ便ご利用で発売日前日に商品を受け取り可能。通常配送無料(一部除く)。

物語はビル・マーレイ演じる海洋探検ドキュメンタリー映画監督のスティーブ・ズィスーが、認知していない息子に再会したり映画製作の資金繰りに困ったり海賊と闘ったりしながら、未知の生物「ジャガーシャーク」を追い求めるというもの。

刺激的なシーンを淀みなく進行するのはさすがのウェス・アンダーソン節だが、取り立てて心を動かされるところもなかった。
しいてあげるとすれば、三つ足の犬コーディを離島に置き去りにするシーン。
ここで抱いた感情をあえて説明する必要もないだろう。

途中、ビル・マーレイや探検隊チームの古参であるクラウスを演じるウィレム・デフォーをどの作品で見たのかを思い出すのに必死だった。
結局今、wikiの力を借りて『恋はデジャヴ』と『スパイダーマン』で観たと判明したところだ。

未知のものを知らない楽しさ

生き物に詳しい人ならこのようなことを思わないのかもしれないが、もしかしたら「ジャガーシャーク」も「クレヨンタツノオトシゴ」も存在するかもしれないと私は思っている。

世界は広く、知らないことが山ほどある。
例えば超能力者や魔法使い、宇宙人、未来人などは、私がまだ知らないだけで存在しているのかもしれない。

UFOやUMAを信じる類の人とは一線を画したいが、存在を信じてはいないけど可能性があることを認める人とは分かり合える。
未知のものを知ったときの感動はまああるが、知らずに想像する楽しさを私は大切にしたい。

▼U-NEXTでも観れます▼
Scroll Up