【2020年8月】最近の私的トレンドTVCM vol.2

前回の記事から1クール経つのに、今回ピンときたテレビCMは2本しかなかった。安定のACジャパンと、こうなると経営センスがCMのセンスにも反映されていると感じるサイボウズは、世にはびこる当たり前のような物事へのアンチテーゼを伝えている。

※あくまで個人の好みや感覚によるもので、「最近」という期間も大雑把です。

正直もっとあればと思ったのだが、ちょうど性格の同じCMにピンと来たので書くことにする。
今回取り上げるCM2つの共通項は「アンチテーゼ」だ。

ACジャパン

「さすが」の冠をつけているACジャパン。
動物を平気で捨てる“異常者”にこのメッセージが届くかは微妙だが、世の中にはびこる矛盾を見事一刀両断にしている。

コロナ禍まっさかりのときに流れまくっていた「にゃんぱく宣言」と比較すると、放映数が少ないようなのが実に惜しい。

この世には多数の犯罪者がのうのうと日々なにともなく過ごしている。
どれだけの人がこの事実を知っているのだろうか。

サイボウズ

サイボウズ CM「がんばるな、ニッポン。——これからもテレワークという選択肢を」

賛否両論ある「がんばるな、ニッポン。」のフレーズ。
このCMを初めて観たとき、「さすが」サイボウズと舌を巻いた。

実態は知らないが、同社はテレワーク推進はもちろん、週休3日制度導入などの自由な働き方に以前から取り組んでいることで有名だ。

内容はサイボウズの商品PRだが、「がんばるな、ニッポン。」は全国の不幸な従業員たちが暗にもつ意見を凝縮し代弁している。
これもどれだけの経営者や執行役員に響いているのかは不明だが。
この状況下で不要な出社を強いている人種を説得するのは、かなり難しいかもしれない。

枯渇

残念ながら、前回の記事を書いてから1クール経つにもかかわらず、ピンとくるCMがこの2つしかなかった。
私だけかもしれないが、最近のテレビCM、つまんなさが増してないですか?

オーソドックスなプロットの上に書かれた企画ばかり。
ひねり出した結果がSmartHRのCMや、ずん飯尾の多用化につながっているのであれば、完全な枯渇状態と断定できる。

そもそも今は出稿企業の数自体が減っているのかもしれないが、それならばなおさら1つの案件のクオリティを高めるべきではないのか。
まあこんな蚊帳の外にいる人間がどう言っても変わらないが、厳しく言うのは期待してるからってことなんだからね(クレーマーの常套句)。

というかつまんないCMは企業価値下げていることにそろそろ気づかないのかな。
気づかないか。
自分の作品って客観視できないもんね。

ということで私が現在連載している小説がコチラです。

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